Discordで音楽を流す方法。音楽Botが止まった理由と今使える選択肢

- 昔使っていた音楽Botが動かなくなり、代わりが見つからない
- YouTubeの曲を流すBotを入れても大丈夫なのか気になる
- 通話しながらみんなで同じ曲を聴く方法を知りたい
Discordの音楽Botは、YouTubeの音を流すタイプが2021年に相次いで止まり、今は選び方が変わっています。
検索で見つかるBotを入れてみたものの、規約の面で大丈夫なのか判断できないままでは使いにくいですよね。
止まった理由は、YouTubeの利用規約が認めていない方法で音を取り出していたことでした。
この記事では、停止の経緯を報道とYouTubeの規約で確かめたうえで、Discordの標準機能と公式の連携で音楽を聴く方法を説明します。
Watch TogetherとLofi、Spotifyの一緒に聴く機能、Amazon Musicのアクティビティを、必要な契約と条件ごとに比べました。
読み終えるころには、自分のサーバーで使う方法を1つ選べます。
YouTubeの音楽Botが止まった経緯
2021年8月、音楽Bot「Groovy」はYouTubeから規約違反の通知を受け、8月30日にサービスを終えています。
続いて大手の音楽Bot「Rythm」も、YouTube側から停止を求める通知を受け、9月15日に再生を止めました。
経緯から分かることは次の2つです。
- 止まったのは規約が認めない使い方だったから
- サーバーを運営する側にも関わる
止まったのは規約が認めない使い方だったから
YouTubeは、利用規約への違反として、サービスの改変と商用での利用を挙げました。
YouTubeの利用規約が禁じるのは、サービスが明示的に認めた方法か権利者の事前の書面による許可がない、コンテンツの複製や送信、放送です。
動画から音を取り出してボイスチャンネルに流すBotは、この認められた方法に入りません。
サーバーを運営する側にも関わる
Discordのコミュニティガイドラインは、他者の知的財産権を侵害するコンテンツの共有を禁じています。
当時Discordも、Botが他者の権利を侵害した場合は、権利者かDiscordが対応を取るとの声明を出しました。
規約に反するBotは、ある日突然止まり、作ったプレイリストや設定も一緒に使えなくなります。
みんなで音楽を聴く4つの方法


YouTubeの音を流すBotの代わりに、Discordの標準機能と公式の連携を使えば、規約の範囲内でみんなと音楽を聴けます。
聴きたい音楽と、メンバーが持っている契約で選びます。
このうち3つは次のとおりで、Spotifyは次の見出しで説明します。
- YouTubeの曲ならWatch Together
- 作業用のBGMならLofi
- Amazon Musicの曲ならアクティビティ
YouTubeの曲ならWatch Together
Watch Togetherは、YouTubeの埋め込みプレーヤーで、ボイスチャンネルの全員が同じ動画を同時に再生するアクティビティです。
アクティビティはNitroがなくても誰でも使え、曲のミュージックビデオを順番に流すプレイリストも作れます。
みんなで見るときの再生時間は180分までで、上限に達した人には10分の待ち時間が入ります。
始め方と止まるときの確認は、YouTubeを同時視聴する方法で手順にしています。
作業用のBGMならLofi
Lofiは、Discordが開発したアクティビティで、ローファイの音楽と雨などの環境音を、参加者全員で共有して流します。
曲と環境音の音量は全員に共通で、自分だけの聞こえ方はメインボリュームで変えます。
Amazon Musicの曲ならアクティビティ
Amazon Musicのアクティビティは、ボイスチャンネルのアプリランチャーから起動します。
使うには、AmazonアカウントとAmazon Music Unlimitedのサブスクリプションが必要です。
Spotifyで同じ曲を一緒に聴く


DiscordとSpotifyを接続すると、自分が再生している曲に、フレンドを招待して一緒に聴けます。
聴きに参加するフレンドにはSpotify Premiumが必要で、持っていないとエラーになります。
次の2つの手順で始め、曲が止まるときの対処も説明します。
- 手順1:Spotifyを接続する
- 手順2:再生中の曲に招待する
- 通話中に曲が止まるとき
手順1:Spotifyを接続する
歯車のアイコンから「ユーザー設定」を開き、「接続」でSpotifyのタイルを選んで、Spotifyアカウントにログインします。
接続後は、聴いている曲をプロフィールやステータスに出すかどうかを「接続」の画面で切り替えられます。
手順2:再生中の曲に招待する
Spotifyで曲を再生している間に、メッセージ欄の+を押すと、一緒に聴く招待を送れます。
送り先は、DM、グループDM、サーバーのチャンネルのどれでも選べます。
フレンドが招待の「参加」を押すと、同じ曲が同じ位置から流れ始めます。
通話中に曲が止まるとき
Spotifyの再生中にボイスチャットでマイクを30秒使い続けると、Spotifyの再生は自動で止まります。
画面共有やGo Liveの最中も、この自動ポーズの対象です。
Spotifyは個人で私的に聴くためのサービスで、Discordはその規約を守るためにこの仕組みを入れています。
話しながら聴きたいときは、プッシュ・トゥ・トークにするか、入力感度のしきい値を上げて、小さな音にマイクが反応しないようにします。
音楽Botを入れる前に確かめること
それでも音楽Botを入れたいときは、Botが音をどこから取ってきているかを公式ページで確かめます。
YouTubeの動画のURLを貼って曲を流すBotは、2021年に止まったBotと同じ使い方です。
確かめたいのは次の2つです。
- 再生元が規約で許されているか
- 止まっても困らない使い方にする
再生元が規約で許されているか
SpotifyやYouTubeのように個人での視聴を前提にしたサービスの曲を、ボイスチャンネルの全員へ流すことは、各サービスの規約で認められていません。
Botの紹介文に有名な配信サービスの名前が並んでいても、それだけで規約の範囲内とは判断できません。
止まっても困らない使い方にする
サーバーのイベントや毎日の作業通話を音楽Bot頼みにすると、Botが止まった日に予定ごと崩れます。
定期的な集まりの音楽は、Watch TogetherやLofiのように、Discordのアクティビティで流すと止まる心配がありません。
Botを入れるなら、Botの入れ方で求められる権限を読んでから追加します。
よくある質問
画面共有でSpotifyの曲を流せますか。
おすすめしません。
画面共有やGo Liveの最中はSpotifyの自動ポーズの対象で、再生が止まります。
みんなで聴くときは、一緒に聴く機能で招待を送ってください。
Watch Togetherで曲が途中で止まるのはなぜですか。
みんなで見るときは180分、1人で見るときは30分の再生時間の上限があり、上限に達した人は10分待つと再開できます。
30分間なにも操作しないときも、セッションが一時停止します。
まとめ:聴きたい音楽と必要な契約から方法を選ぶ
YouTubeの動画を一緒に再生するならWatch Together、作業用BGMならLofiが候補です。
音楽Botを探す前に、Discordのアクティビティで目的を満たせるかを考えます。
Spotifyの一緒に聴く機能は参加するフレンドにPremiumが必要で、Amazon MusicのアクティビティにはUnlimitedの契約が必要です。
持っている契約と、聴きたい曲に合わせて選びます。
まず同じ通話のメンバーと、使う方法を1つ決めましょう。
YouTubeならWatch Togetherの始め方へ進めます。
公式の機能にも再生時間の上限などがあるため、止まらず使い続けられるとは限りません。




