Discordで管理者を複数にするならBANは投票で決める

- 管理者権限を自分以外に渡すのが怖い
- ほかの運営のアカウントが乗っ取られたらどうなるか不安
- BANを投票にすると、荒らしへの対応が遅れそう
- 運営どうしで判断が割れたらどうするか迷う
管理者権限を自分以外に渡すのは怖いものです。渡した相手が乗っ取られることも、相手に悪意があることもありえます。
そこでおすすめなのが、BANをBotでの投票を通さないとできないようにするやり方です。
運営の半数以上が賛成したときだけBANになるので、運営が3人以上いれば、1人だけではBANを通せません。
荒らしが暴れているときは、先にBotが24時間のタイムアウトで止めます。投票を待つあいだも、荒らしはメッセージを送れません。
投票にしても、運営がすぐにボタンを押せばBANは遅れません。半数に届かなければBANしない、と決めておけば、判断が割れても迷いません。
この記事では賛成の数の決め方、投票制にした理由、タイムアウトとの組み合わせ方、まねするときに決めておくことを紹介します。
BANは運営の半数以上の賛成で決める
BANは、運営がボタンを押す投票で決めます。
運営の半数以上が賛成したら、BANになります。
必要な賛成の数は3人なら2人、4人なら2人、5人なら3人です。
4人のときは2人でちょうど半分なので、決まりは「過半数」ではなく「半数以上」にします。
投票にしてもBANは遅れない
投票にすると、BANするまでに時間がかかりそうに見えます。
実際には、運営がすぐにボタンを押せば遅れはほとんど出ません。
半数に届かなければBANしない、と決めておけば、判断が割れたときも迷いません。
投票制にする理由
投票制にするのは、権限を渡した人のアカウントが乗っ取られたときや、悪意のある管理者だったときに備えるためです。
BANを1人で実行できると、その1人のアカウントがおかしくなっただけで、参加者を次々にBANできてしまいます。
投票なら、5人の運営のうち3人が乗っ取られない限り、勝手なBANは通りません。
5人中3人が同時に乗っ取られることは、よほど変なことがない限り起きません。
自分だけ気をつけても足りない
自分が二段階認証を入れ、トークンを盗むような怪しいアプリを避けていても、ほかの運営が同じように気をつけているとは限りません。
運営の誰かがやられる可能性は、自分がどれだけ気をつけても残ります。
二段階認証の入れ方はDiscordの二段階認証のヘルプで、乗っ取られたときの動き方は乗っ取り対策の記事で確かめられます。
荒らしは先にBotがタイムアウトで止める


荒らしがスパムをしたときは、投票の前に、Botがその人を24時間のタイムアウトにします。
タイムアウト中の人は、メッセージの送信、リアクション、ボイスチャンネルへの参加ができません。
チャンネルを読むことはできますが、書き込んで荒らすことは止まります。
止めたあとで、運営がBANするかどうかを投票します。
自動BANまではさせない
スパムを止めるのはBotに任せても、BANまでは自動にしません。
止めるのはBot、BANを決めるのは人、と分けておきます。
Discord標準のAutoModにも、引っかかったメンバーをタイムアウトする対応があります。
自作Botがなくても、止めるところまではAutoModで用意できます。
まねするときに決めておくこと
投票制をまねするなら、まず「運営」に誰を数えるかを決めます。
必要な賛成の数は運営の人数で決まるので、運営が増えたり減ったりしたら、数も変わります。
運営が2人だと、半数以上は1人なので、1人だけでBANできてしまいます。
乗っ取り対策として意味が出るのは、運営が3人以上いるときです。
Botの権限は必要な分だけにする
投票制ではBANを実行するBotに強い権限を持たせることになります。
管理者権限を付けたままにせず、BANやタイムアウトなど、仕事に必要な権限だけを付けます。
Botやモデレーターに付ける権限の絞り方は、管理者権限を渡さずにモデレーターを任せる方法にまとめています。
よくある質問
投票を待っているあいだに荒らしが続きませんか?
続きません。
投票の前にBotが24時間のタイムアウトで止めておけば、タイムアウト中はメッセージを送れないので、投票を待つあいだに書き込まれることはありません。
タイムアウトとBANはどう違いますか?
タイムアウトは時間がたてば解けますが、その間はメッセージの送信や通話への参加ができません。
BANはサーバーから外して、戻れないようにします。
使い分けはタイムアウト・キック・BANの違いで説明しています。
Botを作れないと投票制はできませんか?
荒らしを止めるところは、Botを作らなくてもAutoModのタイムアウトで用意できます。
設定の入れ方は標準機能で招待前に入れる荒らし対策にまとめています。
まとめ:BANは1人で決めず、運営の半数以上で決める
管理者権限を渡す怖さはBANを投票制にすると小さくできます。
荒らしはBotのタイムアウトで先に止め、BANは運営の半数以上の賛成で決めます。
まねするなら、運営を3人以上にして、Botの権限を必要な分だけにするところから始めてください。



